西の魔女みたいに

意思を持って積み重ねる日々の記録

年休、みんな使い切ろうよ!

突然ですが、私は年休は使い切る派です。
けれど、最初から決意してそうだった訳ではありません。

これまでに、年休というものが与えてもらえる職場を5つ(現職も含めて)経験してきました。
その中で、非常勤は3つ、常勤は2つです。
ちなみに、非常勤1年→常勤7年(うち産前産後休暇2年弱)→非常勤3か月→非常勤5年→常勤5年目、今に至る…です。

非常勤の時は、周りも、年休はすべて取るものだという意識が強くあったので、一日も残さずすべて取ってきました。

問題は常勤の時です。
最初の常勤の時は、かなりブラックだったので、年休を取ることなんて思いもよらず、ほとんど全部捨ててました。
地方勤務だった時に、年末年始、地元に帰るために少し取ったりするくらい。
あとは、産前休暇の前にまとめて取って、子どもが生まれてからは、子どもが体調を崩したときに取るだけのものでした。

その後、長い非常勤時代。
休みが非常に取りやすく、年休は1日も漏らさず取得することが普通になりました。

そして、まさかの常勤復帰!
年休は取らないともったいない!という意識がしっかりインプットされてからの常勤復帰です。
加えて、振り返れば私は福祉大国スウェーデンに留学していたので、ホストマザー&ファザーのゆったりとした働きぶりが記憶に焼き付いています。
だって、スウェーデンは長い長い夏休みがあるのです(5週間だったか6週間だったか)。

それに比べれば、年休は年にたったの20日しかないのです。

運のいいことに、常勤として勤務した最初の職場は、みんな仕事もするけど、休みもしっかり取る!という人が揃っていて、私も休みを取りやすい環境でした。

5年目の今年、残り年休は32日です。
来年4月までに、最低12日は取得します。
繁忙期もあるから、取れる時にガンガン取ります。

そんな話を遠慮がちに上司に話したら、上司はなんと、この職についてから20年あまり、一度も使い切ったことがないとのこと!
いや、でも、そういう人多いよね。日本はほとんどそんな人ばっかだよね。
ちなみに、その根底には、就職氷河期の時に拾ってもらった感謝の気持ちがあるそうです。

それもそれですごいけど、それとこれとは話が別だと思うのです。
休みは休みでちゃんと取ろう、全部取ろう。
年休オール取得運動を押しつけがましくない程度に行いました。

すべての働く人が、今与えられている権利(それも十分ではない)をフルに活用できる社会になるといいなと心から願っています。