西の魔女みたいに

意思を持って積み重ねる日々の記録

スウェーデン…学校が始まった

学生用のバス定期みたいなものをもらい(買ってもらったのか、支給されたのか、不明)、ホストシスターと毎日学校へ行くことになりました。
学校はとても大きくて、きれいで、大学のように授業ごとに教室を移動します。

スウェーデン語が本当にまったくできないので、自然科学コースの授業は半分だけ取ることにして、残り半分は移民のためのスウェーデン語というコースを取ることにしました。
スウェーデンは当時から移民が多く、当時は私を含めて7人くらいが在籍していたと思います。
私以外は、そのコースのみを取得している子たちでした。
エチオピアから2人、東欧のどこかの国(国名を忘れてしまった)から姉妹で2人、タイから1人、あと一人いたはずだけど思い出せません。

担任のアイナはとても親切な50代くらいの女性でした。
イチからスウェーデン語を教えてもらえて、しかも、毎日スウェーデン語を話せる環境にあったので、面白いくらい上達しました。
(ほかのクラスメイトは教室以外では母国語で話すことが多いので、あまり上達しませんでした。)
上達してくると、聞き取るより話すことの方が簡単なんだと知りました。
話すことは、話したいことがあれば、少ない語彙でもなんとでもなるのでした。
冬になる頃には、スウェーデン語で寝言も言っていたらしいので、つたないスウェーデン語で考えるようにもなっていたんだなぁと思います。

ただ、聞くことは本当に難しく、一対一の会話であれば、相手が私の語彙レベルに合わせてくれるので、いいのですが、テレビのニュース、コント番組などは難しく、留学が終わる時期になってもよく聞き取れませんでした。

振り返ると、本当、英語圏に留学していればよかったなぁと思いますが、英語を習得したい!というそこまでの熱意も当時の私になかったのだから、仕方ありません。