西の魔女みたいに

意思を持って積み重ねる日々の記録

スウェーデン生活の始まり

シェレフティオというのは、日本で言うと県に当たるのかな?
シェレフティオの中心街からさらに車で20~30分くらい、森をつっきる真っすぐで平らな道を行くとある、コーゲという町に、私のお世話になるホストファミリーの家はありました。
海沿いの町で、なかなか趣のある立派な教会の脇からコーゲ川が流れ込んでいる、とても美しい小さな町でした。
記憶をたどると、コーゲの中心街は教会を中心にして、郵便局、スーパーが2つ、キオスク(タバコやお菓子を売っている)、保育園、小中学校(7~15歳の子が通う)、夏になるとオープンするプールがありました。
ホストファミリーの家のある通りには、日本で見るスウェーデンハウスそのものの外観の家がたくさん立ち並んでいました。
家と家の間は芝生が広がっていて、柵なんてないことに驚きました。生垣すらありません。

行ったのはちょうど夏休み期間でしたが、夏が終わると、私は留学生として、地元の高校2年生に編入しました。
高校はシェレフティオの中心街にあるので、毎日バスに乗って行きます。
私が理系であると聞いて、ホストファミリーは私が自然科学コースに入ることができるよう手配していました。
私は全く知りませんでしたが、スウェーデンの高校はたくさんのプログラムに分かれていて、私のホストシスターはホテル&レストランプログラムに入っていました。
ほかには何のコースがあるんだろう。
今、ウィキペディアを衰えたスウェーデン語でざっと見た限りだと、14もプログラムがありました。
保育士さんとか、電気技師とか、職人になるためなのかクラフトプログラムとか、大学を目指す人のプログラムも理系と文系がありそう。
高校の時から、将来の職業を視野に入れて、こんなに細かく専門が分かれるのっていいなと思ったのをすごく覚えています。

ただ、私は留学生の身で、言葉もよく分からないので、ホストシスターと同じホテル&レストランとかのがよかったなと思いましたが、今思うと、それはホテル&レストランコースを軽視した考え方だったかもしれないと思います。
ホテル&レストランコースだって、専門性が高いはずなので、難しい言葉は多く使うはずです。

結果として、自然科学コースで向こうの授業、特に生物の授業などは面白かったので、受けることができてよかったと思っています。