西の魔女みたいに

意思を持って積み重ねる日々の記録

手紙の断捨離とお金のこと

小さい頃からもらった手紙がたくさんあるので、引き続き、少しずつ断捨離しています。

なかなか進まない。

いちいち読んでいるからね。

 

捨てるか取っておくかの分かれ目は、送り主を見て思い出せないようなら捨てる、読んで嬉しい気持ちが蘇ったら取っておく、です。

迷ったときは、とりあえず取っておいてます。

 

高校2年生のときにスウェーデンに留学していたのですが、その時の手紙が多い。

母、そして、同時期に留学していた友達、高校の友達、叔母や近所の方からなどがたくさん手紙を書いてくれました。

母や叔母、近所の方は、当時、今の私と同い年くらい。

こんなふうに思ってくれてたんだな、私がこんなふうに手紙を書く相手は今はいないな、なんて思います。

 

そして、母からはお金の話も多いです。

お金が本当にない中で私を留学に送り出したんだなぁ。

お金を送ってほしいと書いた手紙の返事らしきものが、ビリビリになって、テープで貼り合わされてた。

曰く、この前送った5万円はもう使ってしまったの? 何に使ったの? もう3万円しか送れません。それに、帰ってきてから自転車が欲しいと言っていたけど、それは諦めてください。とのこと。

4人も子どもがいて、しかも1番下はまだ乳飲み子で、お金がかかったでしょうね。

なのに、なんで私がとても行きたかったわけでもないのに、留学させたのかな。

 

同時期にスウェーデンに留学していた子はお金持ちで、彼女からもらった手紙には、うちの親、頭おかしい。20万円も送ってきたんだよ!と書いてあって、それを読んだ当時の私の心の中を考えると、しみじみ辛いなぁって思う。

 

大学もお金がないから国公立しか行かせられない、浪人もさせられないと言われて、でも、地方で一人暮らしはさせてくれたんだよなぁ。

一人暮らしもお金がなくて(なにせ仕送りが月5万円だったので、とはいえ、5万円送るのは大変だと思うけど)、それでも、自宅通いで私立に行くよりはお金がかからなかったのかな。

家から通える行きたい大学もあったし、もう少しよく考えれば、家から通える国公立もあったのに、とにかく、祖父の気持ちありきで行くことになったんだよね。

 

祖父が行かせたい大学に私を行かせるために、母もいろいろと見ないふりや無理をしてたんだと思います。

母からの手紙には、随所におじいちゃんの思いが込められてます。

 

そして、お金のことですが、留学と大学時代を通じて、お金を使うことに対する罪悪感がしっかり育ったように思います。

最近はようやく解放されてきて、生活も楽になってきたけれど、ここに来て、ずっと塾には行かないと言っていた息子が塾に行くことになりました。

 

塾ってめっちゃ高い!

でも、自分のことを振り返ると、こんなにお金をかけてるんだから、とは言いたくないので、あくまでも彼の意思を尊重し、見守りたい。

また新しいステージが来たなぁって感じがします。

 

変わりたいな。

もっと、どんどん。