西の魔女みたいに

意思を持って積み重ねる日々の記録

2006年-2007年のメモ

 

8月

10月に結婚することになっていて、私は福島、夫は北海道に住んでいた頃。

仕事を辞めたかった。

偉くなりたくない、人の上に立ちたくない、とか書いてある。

仕事を辞めて、翻訳の仕事をしたいと考えていた。

ただ、4月から福島に赴任したばかりだったので、2年の任期は全うしたいとも思っていた。

あとは、夫の攻撃もあった様子。

辞めてほしい、って激しく言われたんだろうな。

それが、辞めるって言い出したら、豹変したらしい。

そんな人と結婚するのでいいのかって悩んでもいる。

 

10月

同職の先輩に話を聞いて、遺留され、日によって迷っている。

少し夫の攻撃が和らいだので、タイミングを見計らって辞めようかなという気持ちの日もあれば、いろいろな周りの状況でやっぱり私はこの仕事を辞められないんだと涙する日もあったみたい。

大学の先生に、「単に上を目指すという考えだけでは選ばないほうがいい」と言われたことを思い出している。

確かに、合格した誇らしさで決めてしまった部分は否めない。

夫の負のエネルギーが強くて根深いと書いている。

 

12月

落ち込んでる。

受け身だなって、いつも誰かのせいにしようとしてるなって。

よく眠れず、決められないらしい。

 

1月1日

年末年始、実家に帰りました。

1日は、母の実家で集まり、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズでランチブッフェをしたらしい。

その足で、父母と夫と結婚の報告にG本部に行ったらしい。

アクティブだなぁ。幸せな時代だったなー。

 

1月2日、3日

1日の夜から夫の実家に泊まりました。

2日は実家でこぢんまりとした豪華な食事会。

ららぽーとへ行って、レイトショーで「プラダを着た悪魔」を見た。

3日は、夫側の親戚が集まり、食事会。

その後、新幹線で福島へ。

 

1月4日〜8日

なんとか福島に戻ったものの、4日だけ出勤し、その後はできなかった。

4日の日記には、座ってるだけで何もできない、涙が出てしまう、と書いてある。

5日に5,800円で診断書をもらい、休みに入りました。

辞める手段を得たと喜んでる。

 

1月8日〜14日

実家に帰り、散歩したり、翻訳の課題に取り組んだり、編み物をしたり。

まだ生きていたおばあちゃんに会いに行ったり、叔母が来てくれたり、妹とご飯を食べに行ったり。

体重が減っていた。今より2キロマイナスくらい。

14日には、夕方におばあちゃんと叔父・叔母が来てくれて、9時半頃まで家にいて、帰りにスーパー銭湯へ行って、おばあちゃんちに泊まったらしい。

 

1月15日

北海道にいる夫のところへ向かう日。

一番下の妹が寂しがり、「○ちゃん(夫のこと)のところには20日もいるなんてずるいよね」と言っていたらしい。可愛い。

また、おばあちゃんに会い、おばあちゃんが髪を切っている間、伊勢佐木町へ行って、パスタを食べ、コートを買った。

 

1月16日〜26日

北海道での生活。

図書館に行って、買い物をして、一人でずっと家にいる日々。

何かの記事から書き写したのか、こんなことが書いてある。

自己否定他者肯定の人

うぬぼれと自己卑下が同居している。

自分は他人から買いかぶられていると信じているが、その事自体がうぬぼれ。

その人が思っているほど、他人はその人を成功したと思っていない。

その人の立場はその人の能力で勝ち得たもの。

しかし同時に、その人が考えているほど、その立場は大した立場ではない。

今、読んでも、胸に刺さるわー。

単調な毎日を送り、心がコロコロ変わっていた。

 

1月27日

妊娠していることが分かった日。

 

1月29日〜2月15日

つわりで診断書を書いてもらい、休みを延長。

2月末に福島を離れ、3月末に辞めると2月1日に書いているけど、夫も東京に戻すからと引き止めがあり、とりあえず産休まで働くことに。

夫の職場の奥さんたちや婦人部の人などと知り合って、少し人と会う日も増えてきた。

つわりがひどく、でも、ロールキャベツやナポリタンなど、ちょっと油っぽいものを食べると収まる。

すっかりハッピーな妊婦になって、仕事があるだけでありがたい、とか書いてる。

 

2月18日〜

食事と体重や新生活のための家具の購入計画、二人で暮らし始めたらどうやってお金を配分するかなどの記録。

 

8月2日

産休に入って、久しぶりの日記。

一番下の妹が、アメリカに留学に行くので見送りに。

その他は用事がなく、会う人もいなくてつまらない。

翻訳の勉強と雑用。

幸せな人生ってなんだろう。

人の評価、「すごいね」「さすがだね」って言われてないとダメな私。

 

ここで、このノートは終わっています。